2018年7月時点で世界最大の仮想通貨の取引所はBinanceです。ユーザー数は600万人を超えました。
ローンチしてまだ1年ほどのBinanceはどのようにして事業規模を拡大させたのでしょうか。
変化の激しい仮想通貨業界で、ユーザーの人気を得る事ができた要因とは。

Binanceの代表ジャオ氏

まずはBinanceの代表ジャオ氏について調べてみました。
ジャオ氏の生まれは中国。12歳まで中国で生活し、そこからカナダに一家で移住します。
カナダでは10代を過ごし大学在学中にインターンで日本の東京を訪れています。
大学卒業後、東京で4年ほどトレードの仕組みを取り扱う会社で働きます。
その後、ニューヨークや上海に渡り自身の会社を立ち上げたという経緯があります。
ジャオ氏は仮想通貨で世界中の人に幸せになってもらいたいと思っているそうです。
今年2月に発売されたforbes誌で世界の仮想通貨長者を紹介する記事があり、そこで第3位に登場しています。

共同経営者ハー氏

続いて共同経営者ハー氏について。
ハー氏はアナウンサーの仕事や大学での講師業、マーケティング業等を経て
アプリ関連会社を立ち上げたりと多くの業界に関わっていました。
何とビットコインが趣味だったとの事で、そこから人脈のつながりでジャオ氏と出会い
共同でBinanceを立ち上げたとの事。日本好きのようです。

世界最大の取引高を抱える仮想通貨取引所

Binanceは、香港にて設立されました。しかし、その後マルタに拠点を移しています。
マルタは南ヨーロッパにある島国です。なぜ拠点を移したかというと、
中国当局による取り締まりの強化を察知してとの事。
先見の明がありますね。
マルタは資源があまり無く観光による収入がほとんどです。
税金が安く、仮想通貨を扱う仕組みづくりにとても向いているということで
Binanceの他に大手のOKExもマルタに拠点を移しています。
Binanceはローンチして約半年ほどで、世界最大の取引高を抱える仮想通貨取引所となりました。
BNB(バイナンスコイン)という独自のトークンは低迷する2018年の仮想通貨の相場でも着々と値を上げてきました。
BNBが値を上げた理由の一つとしてBinance自身が4半期に一度得た利益の5分の1を自社買いし、焼却を行ってきたことがあげられます。
総発行数の約半数が焼却されるまで続けられるとの事で、今後も値を上げていくことが予想されます。

抜群のサポート体制

抜群のサポート体制も成長を後押ししているといえます。
それは、エンジェルという無償でBinanceの業務をサポートしてくれる人たちの存在やコミュニティによるきめ細かいサービスの構築ができた事が大きいです。
対応言語は10を超え、今後も増やしていく予定との事です。
世界中にいるユーザーに対応する為に、チームも約40ヵ国から集まって結成されています。
豊富な仮想通貨・トークンの取り扱い種類もユーザーからの支持を得ています。
NEOという仮想通貨を保有するユーザーにNEO GASと呼ばれる仮想通貨を配布した初の取引所として注目を集めました。
Binanceは、トークンの移行の際に上場済みの全ての銘柄にアクセスできるという点も素晴らしいです。
さらに、定期的にイベントも行っていてその際にも仮想通貨やトークンを配っているそうです。
日本市場においては今年の3月に金融庁から無登録営業の警告を受け撤退という形になってしまいました。
公式サイトで以前はあった日本語表示が無くなってしまっているのは寂しいですね。
しかし、今年の7月に発生した西日本豪雨の被災者支援として百万ドルほどの寄付を表明。
提携事業者にも寄付を呼び掛けているとの事で懐の深さを感じます。

システムの強さ・速さ

ユーザーの支持を得ている理由として、システムの強さ・速さもあげられます。
他の取引所よりも処理が早く、大量の注文が集中してもシステムがダウンしないのは安心ですね。
時々ニュースでハッキングの疑いやシステムダウンの情報を目にしますがユーザーに被害が及んでいない所を見ると
セキュリティの強さも伺えます。
今後の展開として、取引所をウガンダに開設するようです。
そして、ウガンダで用いられている法定通貨を取引に利用できるとの事です。
今まで仮想通貨のみの取引しか行われてなかったBinanceで法定通貨も扱えるようになるという事は、大きな前進といえるでしょう。
ウガンダという国はどの辺りにあるのかというと、アフリカ大陸の東側に位置しておりまだまだ生活水準は低い国です。
銀行口座を持っている人の割合は全人口の10%程で、あまり普及しているとはいえません。
その銀行口座に替わる手段として、注目を集めているのが仮想通貨です。銀行口座よりも普及させやすく
別の国でも使えて取引もできるという点で理にかなっています。
ウガンダの国家自体も前向きに導入をサポートしており、取引所は順調に開設できたようです。
急成長で仮想通貨の取引所で取引高トップになったBinance。今後もどこまで成長を続けるのか目が離せませんね。